雇用問題と就職難
ある意味、雇用問題の最も基本的な部分といえる就職難。
2000年代に入ってから、就職氷河期とも言われる時代が長らく続いており、多くの若年層が苦しい思いをしています。
また、これは何も若者だけの問題ではなく、リストラ等によって職を失った中高年が再就職をする上でも、非常に大きな障害となっています。
就職難の背景にあるのは、いうまでもなく景気の悪化です。
経済が沈んでいる以上は、なかなか根本的な解決策は見出せず、様々な対策は講じられているものの、それが実を結ぶという事はほとんどないのが現状です。
一番の問題点は、産業の空洞化にあります。
日本は戦後からずっと、産業国として栄えてきました。
資源に乏しく、国土も広くはない中で、技術を鍛え、それを売りにしてきたのです。
その結果、多くの産業を生み出し、潤沢な国となりました。
それがなぜ、近年のような状況になってしまったのか。
その理由としては、海外に生産拠点が移った事が挙げられます。
日本国内と比較し、海外にはより安い賃金で雇用できる環境が存在します。
そのため、多くの企業、特に大企業に至っては、ほとんどの分野において海外への発注を行っています。
この結果、国内において必要な人材の数は減り、就職難という構図が出来上がってしまうのです。
この流れは、雇用問題の根本的な原因のひとつといえます。
国内における労働力の必要性が低い環境においては、雇用状況が悪化するのは目に見えています。
この状況の改善こそが雇用問題の改善にもつながるのですが、有効な対策が練られていないのが現状です。
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