雇用問題とニート

社会問題として、2000年代中頃から盛んにメディアを通して使われる機会が増えた言葉、「ニート」。
これも、当然雇用問題の一翼を担っています。

 

ニートとは、要するに「仕事を全くしていない人」を指す言葉です。
もっと具体的にいえば、「教育」「労働」「職業訓練」の三つの状態のいずれにもあてはまっていない人ですね。
フリーターはアルバイト等の立場で仕事をしているのに対し、ニートは一切仕事をしておらず、仕事に就くための準備もしていない人という事になります。

 

ニートは、若年層を中心に年々増加傾向にあります。
理由はいうまでもなく就職難にありますが、それだけには留まりません。
大きな理由のひとつとして、「他人と接する機会が減った」という事が挙げられます。

 

現代社会において、インターネットの発達に伴い、様々な事が家の中に居ながらできるようになりました。
顕著なのは、買い物ですね。
通信販売を利用すれば、外出しなくても買い物ができます。
そういった状況が整備された事で、ひきこもり体質になる人が、かなり増えているのです。
しかもこれは、若年層に限らず中高年にも見受けられる傾向で、これがニート増加の呼び水になっているのです。

 

同じニートでも、「仕事をしたいけど見つからない」という求職型、まったく求職活動をしていない「非求職型」に分かれており、非求職型はかなり増えています。
これは、単純に無気力型の人間が増えたというだけでなく、「どうせ理想の職場は見つからない」という諦めからもきているので、雇用問題としても十分に成立しているのです。

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