雇用とは

バブルが弾ける直前の日本は、雇用する側よりされる側の方が立場が上だったとさえ言われています。
実際、就職活動の際にも、雇用する側が雇用される側を選ぶのではなく、雇用される側が会社を選ぶという時代でした。
若い人の才能を少しでも多く集めたい企業が、「我が社に入ってください」とお願いするという、現代社会とは真逆の構図が成り立っていたのです。
そういう意味では、「雇用」という言葉の持つ意味も、昔と現代では異なるのかもしれませんね。

 

雇用とは、基本的には被用者と使用者の間で交わされる契約の事を指します。
被用者が使用者に対し、労働に従事するという事を約束するのが、雇用という言葉の意味です。
当然ここには、使用者が被用者に対して報酬を与える事も含まれています。
「ここで、これだけの時間、こういう内容で働いて下さい。報酬はこの条件でこれだけ支払います」という約束事ですね。
民法で定められている典型契約のひとつで、元々は請負、委任という形の労務供給契約として定められていましたが、現代においては労働契約として制定されています。
労働に関する法律は数多くあり、時代が変わるに連れて法律も改正されていますが、雇用に関しても同様にその時代に即した形になってきているという事です。

 

雇用問題は、こういった「使う側」「使われる側」の契約に関する問題という事になりますが、実際にはそれだけに留まりません。
さらにマクロな視点から捉えられる問題として、雇用問題は既に社会全体の課題となっています。

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